闘病記 2011年3月26日
15時に部屋に入ると彼女は寝ていた。 昨日の酸素機械は口と鼻を覆う形のマスクだったが、今日は鼻だけを覆う形の物を付けていた。
入院してから指先には酸素濃度を測る機械をつけて常時チェックしている。 本日は体調が良く車椅子での移動は付き添いのみでOKだった。 売店まで買い物も行く事が出来た。 食べ物の制限が無いのが唯一ストレスの軽減らしく 売店に行くにも気分転換が出来る様だ。
人工呼吸器=BIPAP Vision 酸素濃度、空気中の酸素は20%。 実際彼女の酸素濃度が何%と言われても、ピンと来ない人が殆どだと思うので看護師に聞いてみた。 彼女の安静時は90%前半。 これは健康な肺の人が全力疾走しゼイゼイ言っている時になる事が有る数値だそうだ。 (肺機能が良い人は100%のままだという) 息の切れていない健康体の人も100%。 彼女は1曲歌うと60%位まで下がるし、立ち上がるだけでも80%台になるらしい。 この数値を90以下まで落とさない為に移動は車椅子、安静を余儀なくされている。 現在、体が慣れる様に常にマスクはつけている。
しかし! 日本一移植実績の有る京都大学病院の移植外科で、最先端の酸素導入機を使ったのが彼女です! 同じ病気の呼吸疾患の大きな一歩かも知れません! 土日は検査が無いので少しはゆっくり出来るが、マスクを付けている為、あまり自由がきかない。 今日は売店でカフェオレと京風メロンパンを購入 体調が本日は良かったようだ。彼女の笑顔を見るとこちらが救われる思いだ。 ただ昨夜は口と鼻を覆うマスクで寝ないといけなかった。 音も大きくて慣れないマスクでうまく眠ることが出来ず、睡眠薬を服用したらしい。
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